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ガルバリウム屋根の種類とメリット・デメリットを解説!
家づくりやリフォームを考える際、屋根材選びは1つの大きな要素となります。
特に、スタイリッシュで機能性を求める方々にとって、ガルバリウム屋根は注目の選択肢となっています。
この記事では、ガルバリウム屋根の種類、メリットとデメリット、そして選び方について解説します。
賢明な選択をするための参考にしていただければ幸いです。
□ガルバリウム屋根の種類について紹介!
1.横葺き
横葺きは、屋根全体に対して横方向に葺く方法で、特に傾斜が2.5寸以上の勾配がある場合に適しています。
この横葺きには、断熱材を含むタイプ、断熱材を含まないシンプルなタイプ、そしてデザイン性を重視した石付きタイプがあります。
各タイプにはそれぞれの特性と適用される建物の条件があり、選び方1つで屋根の性能が大きく変わることもあります。
2.縦葺き
縦葺きは、横葺きとは対照的に、屋根全体に対して縦方向に葺く方法です。
緩い勾配でも施工可能で、特に0.5寸以上3寸未満の勾配屋根の家におすすめです。
心木ありと心木なしの2種類があり、近年は心木なしタイプが主流となっています。
注意点としては、大雨の際に雨水の流速が早く、雨樋からオーバーフローしやすいことが指摘されています。
3.瓦調葺き
瓦調葺きは、瓦屋根の美観と重厚感を模倣しながら、耐震性と軽量性を確保した屋根材です。
しかし、このタイプは耐久性が高くないため、定期的な塗装やメンテナンスが必要です。
4.折板葺き
折板葺きは、大きな建物に合わせたデザイン性や強度を備えています。
一般住宅ではほとんど使用されず、主に工場や倉庫、ショッピングモールなどで採用されています。
□ガルバリウム屋根のメリットとデメリット
*長寿命と耐久性
ガルバリウム屋根は、亜鉛とアルミニウムの合金でできており、その結果、錆びにくく、耐久性が高いです。
特に、以前の亜鉛メッキ鋼板と比べて3~6倍もの長寿命が期待できます。
*軽量で耐震性に優れる
この屋根材は他の屋根材と比べて軽量であり、そのため耐震性にも優れています。
地震対策としても非常に有用で、特に瓦からの葺き替えでは、重量が大幅に軽減されるため、建物全体の耐震性が向上します。
*施工には注意が必要
傷がついた場合、その部分から錆びる可能性があります。
また、施工には専門の技術が必要であり、施工会社の選び方によっては、雨漏りなどのトラブルが起こる可能性もあります。
□まとめ
ガルバリウム屋根は、その美観と機能性で多くの人々に選ばれています。
しかし、種類や施工方法、メリットとデメリットをしっかりと理解することが、最適な選択をするためには不可欠です。
今回の記事を参考に、ガルバリウム屋根にすることも検討してみてくださいね。