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ガルバリウム外壁を白にする前に知っておきたいデメリットとは?
新築やリフォームを検討する際、外壁材の選択は家の美観と実用性に大きく影響します。
特にガルバリウム鋼板の外壁は、その耐久性とメンテナンスのしやすさで人気です。
しかし、白色を選択する際にはいくつかのデメリットも存在します。
この記事では、白いガルバリウム外壁を選ぶ際のデメリットと、色や仕上げがメンテナンス性に及ぼす影響について解説します。
□白のガルバリウム外壁のデメリット
1: 目立つ汚れとその原因
白色のガルバリウム外壁は、特に雨だれによる汚れが顕著です。
この雨だれは、雨水が含む微細な汚れや埃が壁面に付着し、乾燥することで目立つ跡となって残ります。
建物の高さや立地条件によっては、この現象がさらに顕著になることもあります。
さらに、風によって運ばれる花粉や黄砂なども白い壁には目立ちやすい要因です。
2: メンテナンスの頻度
白い外壁は汚れが目立つため、定期的なメンテナンスが必要です。
このメンテナンスは、外壁の見た目を保つだけでなく、劣化を防ぐためにも重要です。
しかし、頻繁なメンテナンスはコストと手間がかかるため、長期的に考えると他の色の外壁よりも総コストが高くなる可能性があります。
3: 劣化の早期発見というメリット
一方で、白色の外壁は汚れが目立つことが逆にメリットになる場合もあります。
早期に汚れや変色を発見することで、外壁の劣化をいち早く察知し、適切な時期にメンテナンスや補修を行えます。
これにより、外壁の寿命を延ばすことに繋がるため、長期的には建物全体のメンテナンスコストを抑えることに貢献する可能性があります。
□色と仕上げで決まるメンテナンス性
1:色の選択
ガルバリウム鋼板の色は、汚れの目立ちやすさに大きく影響します。
白や黒は特に汚れが目立ちやすい色です。
一方、シルバーやグレー系、ベージュ系などの中間色は汚れが目立ちにくいため、メンテナンスがしやすくなります。
2:艶の有無
ガルバリウム鋼板には艶ありと艶なしの選択肢があります。
艶ありの外壁は汚れにくく、耐久性が高い傾向にありますが、経年とともに艶が失われることがあります。
対して艶なしはマットな質感でおしゃれに見え、時間が経過しても変化が少ないですが、汚れが付きやすく耐久性が若干低下します。
見た目の美しさと機能性、どちらを優先するかはお客様次第です。
□まとめ
ガルバリウム外壁を選ぶ際には、特に色と仕上げに注意が必要です。
白色は美しい外観を提供しつつ、汚れの早期発見に役立つ一方で、メンテナンスがやや困難になる可能性があります。
色の選択と艶の有無が、外壁のメンテナンス性と耐久性に大きく影響するため、ご自宅のスタイルに合わせた選択をお勧めします。