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2024.06.15お知らせ

大雨が来る前に!大雨の時だけ雨漏りする原因と対策

突然の大雨で雨漏りが発生すると、慌てふためいてしまうものです。
家を大切に思う家主にとって、雨漏りは最も避けたいトラブルの一つでしょう。
しかし、大雨の時だけ発生する雨漏りは、実は雨漏りが進行している証拠である場合が多いのです。
本記事では、大雨の時だけ雨漏りする主な原因と、事前にできる対策方法についてご紹介します。
 

□大雨の時だけ雨漏りする主な3つの原因

 
大雨の時だけ雨漏りが発生するということは、すでに雨漏りが悪化している状態であり、今後さらに雨漏りが進行していく可能性が高いのです。
では、なぜ大雨の時だけ雨漏りが起きるのでしょうか?主な原因は以下の3つが挙げられます。
 
1:コーキング剤の劣化
外壁のサイディングや窓枠、サッシ周りなどに使用されているコーキング(シーリング)剤は、経年劣化により徐々にひび割れや剥離が発生します。
少量の雨では雨水の侵入は限定的ですが、大雨や強風を伴う雨の場合、劣化した隙間から雨水が浸入し、雨漏りに繋がるのです。
 
2:外壁のクラック(ひび割れ)
外壁にクラックができると、そこから雨水が侵入する原因となります。
クラックは目立たない場合も多く、大雨になって初めて雨漏りに気づくことも珍しくありません。
 
3:外壁・屋根の部材劣化
外壁や屋根の部材が劣化すると、雨水の侵入を許してしまいます。
特に屋根は普段目にする機会が少ないため、想像以上に劣化が進行していることがあるのです。
 
大雨の時だけ雨漏りが発生する場合、これらの原因が複合的に絡み合っていることが多いでしょう。
放置すればさらに雨漏りが悪化し、修理も困難になってしまいます。
早期発見・早期対処が肝心なのです。
 

□大雨前に実施すべき雨漏り対策

 
大雨に備えて、今からできる雨漏り対策をご紹介します。
事前の備えが、いざという時の被害を最小限に抑えてくれるはずです。
 
*自身での点検を行う
専門家でなくても、自分で気づける範囲のチェックは可能です。
具体的には以下のポイントを確認しましょう。
 
・カビ臭い部屋はないか
・天井や壁に雨水の痕跡がないか
・サッシ周りに雨染みがないか
・外壁にひび割れや剥がれ、変色がないか
・屋根裏や床下に雨水の痕跡や腐食がないか
 
少しでも気になる点があれば、早めに専門家に相談することをおすすめします。
 

*雨漏りへの応急処置用品を準備する

いざという時のために、応急処置用品を準備しておくと安心です。
おすすめは以下の4点です。
 
・バケツ(雨水を受けるため)
・ブルーシート(床や家財を保護するため)
・雑巾(雨水を拭き取るため)
・養生テープ(ブルーシートの固定に使用)
 
ただし、雨の中で屋根に上るなどの危険な行為は厳禁です。
安全に配慮しつつ、できる範囲で応急処置を行いましょう。
 

*普段からのメンテナンスを怠らない

大雨や台風シーズン前に、普段からのメンテナンスを実施するのが理想的です。
特に屋根は劣化が見えにくい場所なので、定期的な点検が欠かせません。
信頼できる専門家に依頼し、必要な修繕を施すことが大切です。
 
突発的な雨漏りは、家の劣化だけでなく、家具や電化製品の故障にも繋がりかねません。
事前の備えを怠らず、大切な住まいを守っていきたいものですね。
 

□まとめ

 
大雨の時だけ雨漏りが発生する原因は、コーキング剤の劣化、外壁のクラック、外壁・屋根の部材劣化など、すでに雨漏りが進行している証拠である場合が多いのです。
放置すればさらなる悪化は免れません。
大雨に備えて、自身での点検や応急処置用品の準備、普段からのメンテナンスを怠らないことが肝要です。
少しでも気になる点があれば、早めに専門家に相談しましょう。
大切な住まいを雨漏りから守るために、事前の備えを怠らないようにしたいものですね。