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2024.07.17お知らせ

屋根のカバー工法と屋根材の種類についてご紹介!

快適で暮らしやすい家づくりを考えている方の中には、屋根のメンテナンスについて知りたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。
屋根のメンテナンスは、住まいの安全を守る上でとても重要です。
特に、築年数が経ったお宅では、屋根の劣化が気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、屋根のカバー工法と屋根材の種類について解説し、快適で安全な住まいづくりのために役立つ情報をご紹介します。

□屋根のカバー工法とは

屋根のカバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根を重ねて葺く工法です。

「重ね葺き」とも呼ばれ、既存の屋根を撤去せずに、その上に新しい屋根材を施工することで、工期短縮とコスト削減を実現できる点が大きなメリットです。

1: カバー工法のメリット

・既存の屋根を撤去する必要がないため、工期が短縮できます。
・撤去費用が不要なため、葺き替えに比べてコストを抑えられます。
・屋根の断熱性能を向上できます。
・雨漏りのリスクを軽減できます。

2: カバー工法のデメリット
・屋根の重量が増加するため、構造上の問題が発生する可能性があります。
・既存の屋根の劣化状況によっては、カバー工法が適さない場合があります。
・屋根材の種類によっては、デザイン性に制限がある場合があります。

3: カバー工法が向いているケース
・築年数が10年以上経過したスレート屋根
・雨漏りなどのトラブルが発生している屋根
・屋根の断熱性能を向上させたい場合
・工期を短縮したい場合
・コストを抑えたい場合

□カバー工法の屋根材の種類

カバー工法でよく使われる屋根材には、ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板、エスジーエル鋼板などがあります。
それぞれの特徴を理解して、ご自宅に最適な屋根材を選びましょう。

1: ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛をメッキした鋼板で、高い耐久性と耐食性を持ちます。
軽量で加工性に優れているため、屋根カバー工法に最適です。

メリットとしては、耐久性が高いこと、耐食性に優れていること、軽量で施工しやすいこと、デザインのバリエーションが豊富であることが挙げられます。

デメリットとしては、価格がやや高めであることが挙げられます。

2: ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐食性に優れた鋼板です。
表面にガラス質のコーティングが施されているため、色あせしにくく、メンテナンスも少なくて済みます。

メリットとしては、耐食性が非常に高いこと、色あせしにくいこと、断熱性能が高いことが挙げられます。

デメリットとしては、価格が高めであること、国産品が少ないことが挙げられます。

3: エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板は、ガルバリウム鋼板よりもさらに耐食性に優れた鋼板で、次世代の屋根素材として注目されています。
アルミニウムとマグネシウムをメッキした鋼板で、塩害に強いのが特徴です。

メリットとしては、耐食性が非常に高いこと、塩害に強いこと、耐久性が高いことが挙げられます。

デメリットとしては、価格が高めであること、まだ普及していないため、施工できる業者数が少ないことが挙げられます。

□まとめ

屋根のカバー工法は、既存の屋根を撤去せずに、新しい屋根を重ねて葺く工法です。
工期が短縮され、コストを抑えられるメリットがありますが、構造上の問題や屋根材の種類によってはデメリットもあります。
カバー工法で使用する屋根材には、ガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板、エスジーエル鋼板などがあります。
それぞれの特性を理解して、ご自宅に最適な屋根材を選んでください。