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2024.08.09お知らせ

外壁塗装に光触媒塗料を使うメリットとデメリット|後悔しないための選び方を解説

外壁塗装を検討している際に、光触媒塗料という言葉を耳にした方も多いのではないでしょうか。
光触媒塗料は、汚れを分解するセルフクリーニング機能があり、外壁の美観を長く保ち、メンテナンスの手間を軽減できる画期的な塗料として注目されています。
しかし、光触媒塗料には、費用や色のバリエーション、効果の発揮条件など、考慮すべき点もいくつかあります。
この記事では、光触媒塗料のメリットとデメリットを具体的に解説し、後悔しないための選び方を分かりやすくご紹介します。

 

□光触媒塗料とは?

 

光触媒塗料は、光エネルギーを利用して汚れを分解するセルフクリーニング機能を持つ塗料です。
外壁の美観を長く保ち、メンテナンスの手間を軽減する効果がありますが、費用や色のバリエーション、効果の発揮条件など、考慮すべき点もいくつかあります。

1: 光触媒塗料の仕組み
光触媒塗料は、塗料に含まれる酸化チタンが紫外線に当たると、酸素と水分と反応し、強力な酸化力を発揮します。
この酸化力は、外壁に付着した汚れを分解し、二酸化炭素と水に変えるため、外壁を清潔に保つ効果が期待できます。

2: セルフクリーニング機能
光触媒塗料は、汚れを分解するだけでなく、雨水に濡れることで汚れを洗い流すセルフクリーニング機能も備えています。
そのため、従来の塗料のように、こまめなメンテナンスや高圧洗浄が不要となり、外壁の美観を長く維持することができます。

3: 光触媒塗料の種類
光触媒塗料には、紫外線のみで効果を発揮するタイプと、蛍光灯などの室内灯でも効果を発揮するタイプがあります。
最近では、室内灯でも効果を発揮するタイプの光触媒塗料も開発され、より幅広い用途で利用されるようになってきました。

 

□外壁塗装に光触媒塗料を選ぶメリット

 

光触媒塗料は、汚れにくく、耐久性が高く、空気清浄効果もあるなど、従来の塗料にはないメリットがあります。
しかし、初期費用が高く、色のバリエーションが少ない、効果が期待できない場合もあるなど、デメリットも存在します。

1: メリット
・汚れにくく、美観を長く保つ
光触媒塗料は、汚れを分解するセルフクリーニング機能を持つため、汚れが付きにくく、外壁を常に美しく保つことができます。
従来の塗料のように、定期的な洗浄やメンテナンスが不要となるため、時間と費用を大幅に節約できます。

・耐久性が高く、長持ちする
光触媒塗料は、紫外線を吸収することで、塗膜の劣化を抑制する効果もあります。
そのため、従来の塗料よりも耐久性が高く、長期間にわたって美観を保つことができます。
一般的な塗料の耐久年数が約10年であるのに対し、光触媒塗料は最長で約15~20年の耐久性があると言われています。

・空気清浄効果がある
光触媒塗料は、空気中の有害物質を分解する効果も期待できます。
そのため、住宅の周囲の空気環境を改善し、健康的な生活空間を実現する効果も期待できます。

2: デメリット
・初期費用が高い
光触媒塗料は、従来の塗料に比べて、初期費用が高い傾向にあります。
これは、光触媒塗料には、特殊な成分や製造技術が必要となるためです。

・色のバリエーションが少ない
光触媒塗料は、酸化チタンの色が白いため、色のバリエーションが限られています。
そのため、好みの色に塗装できない場合があります。

・効果の発揮条件がある
光触媒塗料の効果を発揮するためには、一定量の紫外線が必要となります。
そのため、日当たりの悪い場所では、効果が期待できない場合があります。
また、光触媒塗料は、塗膜が薄くなると効果が低下するため、定期的なメンテナンスが必要です。

・塗膜がひび割れしやすい
光触媒塗料は、他の塗料に比べて塗膜が薄いため、ひび割れが発生しやすいというデメリットがあります。
ひび割れが発生すると、光触媒塗料の効果が低下するだけでなく、雨水の浸入による建物の劣化を招く可能性もあります。

・落とせない汚れもある
光触媒塗料は、有機系の汚れを分解する効果は高いですが、無機系の汚れ(泥汚れなど)には効果がありません。
そのため、無機系の汚れがついた場合は、通常の洗浄方法で落とす必要があります。

 

□まとめ

 

光触媒塗料は、外壁の美観を長く保ち、メンテナンスの手間を軽減できる優れた塗料ですが、初期費用が高く、色のバリエーションが限られるなど、デメリットも存在します。
光触媒塗料を採用する際には、メリットとデメリットを比較検討し、ご自身のニーズに合った選択をすることが大切です。
外壁塗装の際には、光触媒塗料のメリット・デメリットを理解した上で、専門業者に相談し、最適な塗料を選びましょう。