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2024.08.28お知らせ

サイディング外壁の隙間を放置すると?雨漏り危険度と適切な対処法

築年数が経つにつれて、サイディング外壁に気になる隙間ができていませんか。
「放置しても大丈夫かな」
「雨漏りするんじゃないかと不安」
そんな悩みをお持ちのマイホームオーナーのために、今回はサイディング外壁の隙間から発生する雨漏りの危険度を3パターンに分けて解説し、それぞれの適切な対処法について詳しくお伝えします。
 

□雨漏り危険度別!サイディング外壁の隙間

 
サイディング外壁にできる隙間は、大きく3つのパターンに分けられます。
それぞれの危険度と発生原因を理解することで、適切な対処法を選ぶことができます。
 
1: 横方向の隙間
 
横方向にできる隙間は、基本的には雨漏りの危険性は低いです。
建物は、経年変化によって乾燥と収縮を繰り返したり、日常生活における負荷によってわずかに動いたりします。
この際に、外壁のサイディングも一緒に動き、横方向にわずかな隙間が生じる場合があります。
しかし、サイディングは内側で重なり合う構造になっているため、横方向の隙間から水が浸入することはほとんどありません。
 
2: 縦方向(目地)の隙間
 
注意が必要なのは、縦方向にある目地コーキングの隙間です。
サイディングは縦方向のつなぎ目に重なりがなく、隙間があると水が直接内側に浸入してしまいます。
目地コーキングはゴムのような素材ですが、紫外線を浴びることで劣化し、硬くなって縮んでいきます。
築5~10年ほど経つと、多くの住宅で目地コーキングのひび割れや隙間が目立つようになり、コーキングの補修が必須となります。
 
3: 外壁の浮き・反りによる隙間
 
最も危険度が高いのは、サイディングボード自体が浮いたり反ったりすることで生じる隙間です。
サイディングの浮き・反りは、外壁の防水効果が失われ、水が浸入することで発生します。
水が浸入すると、サイディングは膨張と収縮を繰り返し、反り上がったり、ひどい場合は割れてしまうこともあります。
放置すると、内部への水の浸入が深刻化し、大きな修繕工事が必要になる可能性もあります。
 

□危険な隙間は塗装と補修で対処

 
サイディング外壁の隙間を放置すると、雨漏りによる住居の劣化や修繕費の増加に繋がります。
適切な補修と塗装を行うことで、安心して住まいを守ることができます。
 

*縦方向の隙間の対処法

 
縦方向の隙間は、目地コーキングの劣化が原因であることが多いです。
対処法としては、古いコーキング材を剥がして新しいコーキング材で隙間を埋める「打ち替え工法」や、古いコーキング材の上に新しいコーキング材を充填する「打ち増し工法」などがあります。
コーキング交換後は、外壁塗装を行うことで、防水性を高め、美観を回復することができます。
 

*外壁の浮き・反りによる隙間の対処法

 
外壁の浮き・反りは、ビス止めやサイディングの張替えが必要となる場合があります。
ビス止めは、浮いているサイディングを固定するために効果的ですが、割れの可能性もあるため注意が必要です。
サイディングの張替えは、大規模な工事となりますが、浮き・反りがひどい場合は、最も確実な方法です。
補修後は、外壁塗装を行うことで、見た目の統一感だけでなく、外壁の防水性も向上します。
 

□まとめ

 
サイディング外壁の隙間は、放置すると雨漏りによる住居の劣化や修繕費の増加に繋がるため、適切な対処が必要です。
縦方向の隙間はコーキングの交換、外壁の浮き・反りはビス止めや張替えなど、それぞれの状態に合った対処法を選択することが重要です。
早めに対処することで、雨漏りを防ぎ、安心して住まいを維持管理することができます。