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外壁に使われる断熱材の種類は?使うときの注意点も合わせて解説!
家の快適さやエネルギー効率を高めるためには、断熱材の知識が必要不可欠です。
適切な断熱材を選ぶことで、家の寿命を延ばすことも期待できます。
今回は、外壁で使われる断熱材の種類と、その使用時の注意点について解説します。
外壁塗装や家のリフォームを検討中の方は、この記事をぜひ最後までお読みください。
□外壁の断熱材には何が使われているの?種類と特性を詳しく解説!
ここでは、外壁に使われる断熱材の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
1.無機質繊維系
代表例として、グラスウールやロックウールがあります。
メリットは価格が安く、耐火性があることです。
特にグラスウールは昔からの人気があり、多くの家で使用されています。
注意点としてホルムアルデヒドが含まれる可能性があり、シックハウス症候群の原因となることもあります。
しかし、適切な施工と通気性を確保することで問題を回避できます。
2.天然素材系
代表例として、羊毛やコルク、セルロースファイバーがあります。
メリットは自然の吸湿性に優れており、環境に優しいことです。
特に羊毛は断熱効果が高く、古くから衣類などにも使用されています。
また、セルロースファイバーはリサイクルが可能なため、環境負荷も低いというメリットがあります。
3.発泡プラスチック系
代表例として、パイナルフォームや硬質ウレタンフォームがあります。
湿気に強く耐水性があることがメリットです。
施工性にも優れ、隙間なく張ることができるため、高断熱・高気密住宅の需要が高まっています。
また耐震性にも優れているため、地震の多い日本においては特に注目される材料です。
4.断熱塗料
熱を遮断する効果を持つ塗料で、外壁の補修として使用することで断熱効果を高められます。
特に、既存の家に後から断熱効果を追加したい場合には、断熱塗料が有効です。
断熱材ほどの効果は期待できませんが、適切に使用することで、外壁の断熱性を向上させられます。
□外壁に断熱材を使うときに知っておきたい注意点について
ここでは、断熱材を使うにあたって知っておきたい注意点をご紹介します。
*断熱材の厚さと性能が重要
断熱材の性能は、その厚さに大きく依存します。
厚ければ厚いほど断熱効果が高まりますが、価格もそれに比例して高くなります。
適切な厚さと性能のバランスを見つけることが重要です。
また、家の構造や地域の気候によっても、適切な断熱材の厚さは異なります。
*外断熱の火災リスク
外断熱材は燃えやすい素材が多いため、火災時の延焼リスクが高まります。
特に窓周りは炎上しやすいとされており、適切な素材の選択や延焼対策をしっかりと行うことが必要です。
また、火災保険の加入も検討すると良いでしょう。
□まとめ
外壁の断熱材の選択は、家の快適さやエネルギー効率、さらには安全性や家の寿命にも関わってきます。
種類や特性をしっかりと理解し、自分の家に最適な断熱材を選ぶことで、長期的な住み心地や経済性を向上させられます。
この記事を参考に、最適な断熱材の選択をしてください。