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2024.02.23お知らせ

外壁への防水シートの選び方と施工のコツとは?家を守るための知識と技術を紹介

住宅を所有している方にとって、外壁をきれいに保つことは大事ですよね。
特に、防水シートの役割は、その建物の寿命を左右するほど重要なのです。
そこで今回は、防水シートの役割や種類、施工する際のポイントについて紹介します。

□外壁の守護者!防水シートの重要性と種類の解説

外壁に使用される防水シートは、雨漏りや結露から建物を守る隠れた守護者です。
一次防水としての外壁材と二次防水の防水シートが、まさに住まいの盾となるのです。

この重要なシートには、透湿防水シートとアスファルトフェルトという2つの主な種類があります。
以下でそれぞれの特徴について見ていきましょう。

1:透湿防水シート

このシートは、雨水の浸入を防ぎつつ、内部の湿気を外に逃がす機能を持っています。
特に、高気密高断熱の住宅で有効で、結露による内部の湿気を効果的に逃がせます。
サイディング仕上げの外壁には、この透湿防水シートが一般的に用いられています。

2:アスファルトフェルト

主にモルタル外壁に使用されるアスファルトフェルトは、雨水の浸入をしっかりと防ぎますが、湿気は逃がさない特性があります。
水分や湿気に弱いモルタル外壁に適しており、透湿防水シートの使用は避けるべきです。

□防水シートの施工における要点について解説!注意すべきポイントとテクニック

防水シートの施工は、細かなルールを守ることが最も重要です。
特に、以下のポイントに注意して施工することが必要です。

*出入隅の重ね

出隅と入隅では、防水シートの折り返しと重ね方が重要です。
出隅においては、防水シートの継ぎ目を極力避け、しっかりとした折り返しを確保する必要があります。
また、入隅では、防水シートを二重に施工するといった配慮が必要です。

*軒天との取り合い

防水シートは、軒天よりも上部まで施工される必要があります。
特に、台風のような強風時には、軒天の内部に雨水が浸入するリスクがあります。
防水シートを適切に施工することで、雨水による構造体の劣化を防げます。

*配管、配線周りの処理

配管や配線周りでは、防水シートと防水テープを併用して処理することが重要です。
これにより、シートを貫通する配管や配線からの水漏れを防げます。

□まとめ

家を守るためには、防水シートの役割と正しい施工方法の理解が不可欠です。
透湿防水シートとアスファルトフェルト、それぞれの特性を理解し、適切な施工を行うことで、住宅の健全性を長期間保てるようになります。
外壁の守護者としての防水シートを活用し、家の保全に役立てましょう。