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外壁を板張りにするメリット・デメリットとは?後悔しないためのポイントも紹介
外壁を板張りにするメリット・デメリット|後悔しないためのポイントも紹介
家を建てることを考えている、自然素材にこだわりのある方へ。
外壁を板張りにするか悩んでいるのではないでしょうか。
板張りは、他の外壁材と比べて、独特の風合いと温かみが魅力です。
しかし、同時に、施工の難しさやメンテナンスの必要性など、注意すべき点もいくつかあります。
この記事では、外壁を板張りにするメリットとデメリットを、具体的な事例を交えながら解説することで、後悔しない選択をサポートします。
□外壁を板張りにするメリット
外壁を板張りにするメリットは、大きく分けて3つあります。
1:デザイン性の高さ
板張りは、他の外壁材では得られない、独特の風合いと温かみが魅力です。
木目は一つとして同じものがなく、自然の素材ならではの個性を楽しむことができます。
また、板のサイズや貼り方によって、さまざまな表情を生み出すことも可能です。
例えば、縦に張ることで、スタイリッシュな印象に。
横に張ることで、落ち着きのある印象に。
また、板の間に隙間をあけることで、より自然な風合いを出すこともできます。
2:部分的な張り替えのしやすさ
板張りは、部分的な張り替えがしやすいというメリットがあります。
モルタルやサイディングなどの外壁材は、傷んだ部分を補修する際に、全体を塗り直したり、貼り直したりする必要があります。
しかし、板張りであれば、傷んだ部分だけを交換することができます。
そのため、メンテナンス費用を抑えることができるだけでなく、短期間で工事を終えることも可能です。
3:経年変化を楽しめること
板張りは、経年変化を楽しむことができるのも魅力です。
木の素材は、年月が経つにつれて、色や風合いが変化していきます。
日焼けや雨風によって、木の表面に独特の味わいが出てくるのです。
また、木は呼吸をする素材なので、時間の経過とともに、より深みのある表情を見せてくれます。
□外壁を板張りにするデメリット
外壁を板張りにするデメリットは、大きく分けて4つあります。
1:施工に技術が必要
板張りは、モルタルやサイディングなどの外壁材と比べて、施工に技術が必要となります。
そのため、施工会社選びは慎重に行う必要があります。
信頼できる会社に依頼することで、仕上がりの品質が大きく変わってきます。
2:変色や変形が起こる可能性がある
板張りは、紫外線や雨風によって、変色や変形が起こる可能性があります。
特に、屋外に設置される外壁は、直射日光に当たる時間が長く、変色しやすいです。
また、雨風による影響も大きく、木材が腐ったり、カビが生えたりする可能性もあります。
3:割れ・ささくれなどが出ることがある
板張りは、木材を使用しているため、割れやささくれが発生する可能性があります。
特に、硬い木材を使用した場合や、施工が不適切だった場合は、割れやささくれが発生しやすくなります。
また、木材は乾燥すると収縮するため、隙間が空いたり、反ったりする可能性もあります。
4:虫食いなどの被害が発生する可能性がある
板張りは、虫食いなどの被害が発生する可能性があります。
木材は、シロアリやキクイムシなどの害虫の餌となりやすいです。
そのため、定期的な点検と防虫処理が必要となります。
また、木材の表面に塗料を塗ることで、虫食いを防ぐことができます。
□まとめ
外壁を板張りにするメリットは、デザイン性の高さ、部分的な張り替えのしやすさ、経年変化を楽しめることなどがあります。
一方、デメリットとしては、施工に技術が必要、変色や変形が起こる可能性がある、割れやささくれが発生する可能性があるなどがあります。
外壁を板張りにするかどうかは、メリットとデメリットを比較検討し、自分のライフスタイルや予算に合わせて決めることが大切です。
この記事が、皆さんの家づくりのお役に立てれば幸いです。