徳島市では「徳島市住宅リフォーム支援事業」を展開

徳島市で用意されている外壁塗装助成金は、「徳島市住宅リフォーム支援事業」です。基本的に、外壁塗装の助成金は、都道府県や市区町村ごとにさまざまな制度を設けています。そのため、外壁塗装助成金の利用を検討するのであれば、自分が住んでいる地域の助成金制度をチェックすることが重要です。

徳島市では、2024年時点では「徳島市住宅リフォーム支援事業」のみ提供されています。助成金として受け取れる金額は、工事費用の最大30％であり、上限は30万円までと設定されています。

外壁塗装にかかった費用をすべて助成金でカバーできるわけではないため、計画的に利用することが大切です。

徳島市住宅リフォーム支援事業を利用する条件

徳島市住宅リフォーム支援事業を利用する場合、以下の条件・利用方法を確認しておきましょう。

• 令和4年4月1日以前から現在まで徳島市に居住していること
• 徳島市にて住民登録をしていること
• 市町村税の滞納がないこと
• 徳島市の施工業者に外壁塗装等の施工を依頼すること
• 外壁塗装等のリフォーム金額が50万円以上であること

徳島市で外壁塗装助成金を利用するためには、徳島市に住んでいることが第一条件です。さらに、住民登録のある住所や依頼先の施工会社が徳島市であることも必要です。

また、外壁塗装にかかる費用が50万円以下の場合は助成金を受け取ることができません。基本的には規模の大きいリフォームのみが助成金の対象となるため注意してください。

助成金の募集の有無や利用の条件は異なることがあるため、詳しくは徳島市へ問い合わせましょう。

補助金交付事前申込書

補助金を受けるために、まず必要なのが「補助金交付事前申込書」です。補助金を利用したい要旨を申し出る書類のことであり、この申込書がないと申請できません。徳島市住宅リフォーム支援事業の公式ページでダウンロードできるため、パソコンやスマホからダウンロードし、プリントアウトして使用してください。

改修計画書

改修計画書は、所有している建物にどのようなリフォームを施すのかをまとめた書類です。リフォームの内容が、助成金を受給するに値する適切な工事であるのかを判断するためにも必要です。

建物の所有権を証明できる書類の写し

外壁塗装の実施を検討している建物が、申請者自身の所有するものであると証明するための書類がないと、徳島市住宅リフォーム支援事業に申請できません。基本的には、以下の書類が該当します。

• 固定資産税納税通知書
• 建物登記事項証明書
• 固定資産評価証明書

上記に該当する書類であれば、建物の所有権を証明できるといえます。申請書と一緒に提出する必要があるため、あらかじめ準備しておいてください。

工事見積書の写し

工事見積書の写しを準備する際には、「仕様が記載されて内訳明細」が分かるものである必要があります。単純に金額が記載されているだけでは、情報が不足していて助成金の利用にふさわしいのかが判断できないため、申請を拒否される可能性があります。

また、補助対象外の工事と補助対象の外壁塗装を実施する場合は、見積書はそれぞれ分けて提出する必要があります。

建物の写真

外壁塗装を実施する建物の写真は必要書類の一つです。とはいえ、どのような写真でもいいわけではありません。以下の条件を満たす写真を撮影・提出する必要があります。

• 建物の全景写真（2方向以上）
• 外壁塗装の施工を予定している箇所の現況写真

上記を満たす写真でないと申請が難しくなるため注意してください。

施工会社の情報が分かる書類

徳島市が実施している「徳島市住宅リフォーム支援事業」に申請するためには、施工会社の情報がわかるような書類が必要です。上記の助成金を受給する条件の一つが「依頼する施工会社が徳島市の業者であること」だからです。

準備すべき書類は、依頼先が法人か個人かで異なります。法人業者に依頼する場合は「登記簿謄本の写し」、個人の場合は「住民票の写し」を業者側に用意してもらい、提出する必要があります。

必要に応じて準備する書類

通常は不要であるものの、状況によっては必要となる書類があります。たとえば、代理人に申請を依頼する場合は「委任状」を準備しなければなりません。委任状がないと、代理人による申請を受け付けてもらえないため注意しましょう。

郵送では「記録の残る方法」で提出する

必要書類は郵送でも提出が可能ですが、その場合は記録の残る方法での提出が必須です。主に「簡易書留」であれば、郵送記録を残したうえで提出ができるため便利でしょう。時間がなく、直接市役所まで足を運べない場合には、簡易書留で郵送してください。

補助金交付決定通知書が届くまでは着手しない

補助金申請後、交付が決定されれば「補助金交付決定通知書」が届きます。申請した段階では補助金の受け取りが決まったわけではないため注意が必要です。

万が一、受給が認められなかったにも関わらず、すでに外壁塗装を着手していても補助金の利用はできません。必ず、補助金交付決定通知書を受け取り、内容を確認したうえで業者に外壁塗装の着手を依頼しましょう。

場合によっては補助金の交付決定が取り消されることがある

一度、徳島市の外壁塗装助成金の受給が決定しても、さまざまな理由で取り消されることがあります。たとえば、申請内容に虚偽の内容が含まれていたり、外壁塗装を実施する建物が、申請者本人が所有するものであると確認できない場合などです。

助成金の受給者としてふさわしくないと判断されると、せっかく交付が決定しても取り消されてしまうため、必要書類は丁寧に記入・準備し、市役所の担当者等からの誤解を防ぐよう配慮しましょう。