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2023.06.01お知らせ

トタン屋根の修理方法は?2種類の方法を解説します

トタン屋根は主流な屋根材の一つでした。
しかしトタン屋根は耐用年数が短く、サビが発生しやすいというデメリットがあります。
完成から時間が経ったトタンはサビや穴あきなどの症状が見られることが多いです。
今回はそんな劣化してしまったトタン屋根の修理方法について解説していきます。

□トタン屋根の修理方法は?症状別の対処法を紹介!

 

*トタンの穴あきとサビに対する修理方法

 

トタンは金属でできているので、経年劣化でサビができます。
サビた場合には、サビた所をよく磨いてサビを取り除いてあげましょう。
その後、サビ止め剤を塗り、専用塗料でさらに上塗りをします。

ただ、このようにして直せるのは比較的小さなサビのみです。
サビの進行がひどく穴が空いてしまった場合には、トタン材の交換が必要です。
トタン瓦棒葺きの場合には、交換は簡単です。

しかし、波板タイプは一部分を切り抜いて補填するか、大きい範囲で葺き替える必要があるため、費用が高くなります。

 

*塗膜の剥がれ、色あせに対する修理方法

 

トタンの塗料は紫外線などが原因で傷み、色あせが起こります。
色あせが進行すると塗膜が徐々に剥がれてきます。
塗膜が剥がれると、金属部分がむき出しになってしまいます。
そうなると雨水を吸収しやすくなってしまい、サビやすくなります。

ツヤがなくなってきたら、再塗装のタイミングと認識しましょう。

□トタン屋根の修理方法を解説します!

 

・葺き替え工事
葺き替え工事は、傷んだトタン材を新しい屋根材に取り替える工法です。
傷んだトタン材を取り除く手間と、その廃材を処理するため費用は高くなってしまいますが、下地の状態を確認できます。
ルーフィングや垂木が劣化していることが多いため、通常は葺き替え工事が推奨されます。
修理だけでなく、家の状態を確認するためにも、葺き替え工事がおすすめです。

・カバー工法

カバー工法は傷んだトタン材の上に、新しい屋根材を施工する工法です。
既存のトタン材を撤去する必要がないため、費用は安く抑えられます。
しかし、ルーフィングや下地の状態を確認できないため、トタン屋根に穴が空いていたり、サビていたりする場合にはおすすめできません。

カバー工法にもメリットがあり、新しい屋根材を重ねることで空気の層が作られ、断熱性が上がります。
トタン屋根の状態が悪くないのであれば、カバー工法は十分にメリットがあると言えます。

□まとめ

 

今回はトタン屋根の症状別の修理方法と、2種類の方法を紹介しました。
トタン屋根の修理方法は状態によって異なるので、しっかりと今の状態を確認することが重要です。
葺き替え工事とカバー工法にはそれぞれメリットとデメリットがあるので、理解した上で決められるようにしましょう。