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トタン屋根の種類は?メリット・デメリットと合わせて解説します!
日本の住宅や商業施設、そして農業用の建物など、さまざまな場所で見かけるトタン屋根。
その特性や種類、そしてメリット・デメリットについて、今回は解説していきます。
トタン屋根を選ぶ際の参考にしていただければと思います。
□トタン屋根にはどのような種類があるのか解説します!
トタン屋根には、その形状や用途に応じていくつかの種類が存在します。
以下で主なものを見ていきましょう。
*瓦棒(かわらぼう)
凸型の突起物が特徴的なトタン屋根は、瓦棒と呼ばれます。
この突起物の中には、芯木という木の棒が埋め込まれており、強度を持たせています。
かつてはトタンでの施工が主流でしたが、現在ではガルバリウム鋼板を使用することが一般的となっています。
*波型トタン
波打った形状が特徴のこの屋根は、波型トタンと呼ばれます。
特に古い建物では、この波型トタンが多く使用されています。
トタン製のものが主流で、特に古い建物などでよく見かける形状です。
*折板(せっぱん)
倉庫や工場、大型の商業施設など、大きな建物の屋根によく使われるのが折板です。
昔はトタン製が主流でしたが、現代ではさまざまな材料が使用されるようになっています。
□トタン屋根のメリット・デメリットを解説!
トタン屋根には、他の屋根材と比較しても際立ったメリットがありますが、一方で注意点やデメリットも存在します。
まず、メリットから紹介していきます。
トタン屋根の最大のメリットはその軽さです。
特に東北地域のような雪が多い場所では、屋根の重量が家の安全性に直結します。
トタン屋根は日本瓦やスレート屋根と比べても非常に軽量であり、積雪による倒壊リスクを大きく低減できます。
そして、耐震性が高いです。
軽量であるため、地震が発生した際の揺れも少なく、建物全体の耐震性を高める要因となります。
また、施工費用が安いのもメリットです。
特にガルバリウム鋼板を使用した場合、コストパフォーマンスに優れています。
最後に、雨漏りしにくいです。
継ぎ目が少ないため、雨水の浸入が少なく、雨漏りがしにくいのも大きなメリットです。
ここからは、デメリットについて紹介します。
まず、トタン屋根の大きなデメリットとして、サビやすいことが挙げられます。
サビは雨漏りにつながるため、7年から10年周期での塗装が必要です。
次に、塗膜の劣化です。
経年劣化により、塗膜が色あせることがあります。
これは特に紫外線の影響を強く受けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
そして、防音性・断熱性の低さです。
トタン屋根は、音や熱を通しやすいため、防音性や断熱性が低いというデメリットがあります。
最後に、強風・台風時のリスクです。
軽量であるがゆえに、強風や台風の際には飛ばされるリスクが高まります。
特に古いトタン屋根やメンテナンスが行き届いていないものは注意が必要です。
□まとめ
トタン屋根は、その軽量性やコストパフォーマンス、耐震性などのメリットがありますが、サビやすさや防音性・断熱性の低さなどのデメリットも持っています。
これらの特性をしっかりと理解し、適切なメンテナンスを行うことで、トタン屋根の持つ魅力を最大限に活かせます。