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外壁にグレーや黒を選ぶメリットは?注意したいポイントも紹介!
外壁の色は、家の印象に大きく関わるため失敗したくないものです。
屋根と外壁の色の組み合わせを考えたり、見本の色を見てたりしてもなかなか決めるには時間がかかるのではないでしょうか。
そこで今回は、特にグレーや黒の外壁のメリットと注意したいポイントを解説します。
□外壁にグレーや黒を選ぶメリットは?
・デザイン性に優れている
グレーや黒は収縮色と呼ばれ引き締まって見える色なので、家がスタイリッシュな印象になります。
また、グレーや黒の住宅は都会的で洗練された住宅という印象も与えます。
マットなタイプのグレーや黒はモダンな雰囲気で、光沢のあるタイプは重厚感を得られるでしょう。
・汚れが目立ちにくい
グレーや黒は暗い色味なので、汚れが目立ちにくいです。
特に排気ガスやホコリなどの黒っぽい汚れが付いてしまっても目立ちません。
グレーは外壁塗装の色の中では汚れが見えにくい色として人気です。
真っ黒な外壁には白っぽい汚れが目立ちますが、グレーの場合には白っぽい汚れも目立ちにくいです。
・劣化が目立ちにくい
どんな壁材でも経年劣化は避けられません。
完成から時間が経つにつれて少しずつ劣化していきます。
塗料も徐々に色あせが目立つようになってきます。
黒はこの劣化の影響が目立ちやすい色ですが、グレーは目立ちにくい色です。
・個性的に見える
日本の住宅の多くは白やブラウン系の色の外壁でできています。
そのため、グレーや黒の外壁は比較的少なく個性的に見えます。
特に黒は目立ちやすい色です。
グレーはその色合いによって印象は違いますが、やはり黒に近い場合には目立って見えます。
□黒い外壁を選ぶときに注意したいポイントは?
*温度上昇への対策が必要
黒い外壁は熱を帯びやすいため、室内温度の上昇に繋がります。
これを防ぐために重要なのが、外壁の断熱性を高めることです。
断熱性を高める方法として一般的には、断熱材の種類や壁面の構造を変えることが挙げられます。
断熱性の高い断熱材を使ったり、外壁と断熱材の間に通気層を作ることで室内の温度上昇を防げます。
*真っ黒よりも薄めの黒がおすすめ
真っ黒な外壁では紫外線による色あせが目立ちます。
そのため、真っ黒よりも一段階薄い黒を選んだほうが色あせが目立ちにくくなります。
また、ツヤのないマットな外壁を選ぶ場合にも、紫外線を吸収しやすいために耐用年数が短くなることに注意が必要です。
*周辺の家との親和性
景観を損ねるとして条例や景観法で、黒の外壁を規制している地域があります。
事前に黒い外壁の家を建てて良いのか調査しておくことが大切です。
また、規制されていない地域であっても、周辺環境と合わずに浮いてしまう可能性があります。
周囲の家はどんな家が多いのかを、実際に確認するのがおすすめです。
□まとめ
今回は外壁にグレーや黒を選ぶメリットと、その際に注意したいポイントについて紹介しました。
グレーや黒の外壁はデザイン性、汚れが目立ちにくいこと、劣化が目立ちにくいことがメリットでした。
また、室内の温度上昇への対策は欠かせないことも、グレーや黒を選ぶ上で忘れないようにしましょう。