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2024.02.13お知らせ

微弾性塗料とは?初めての方に向けて外壁塗装における知識として解説

外壁塗装を考える際、どの塗料を選ぶかは非常に重要です。
特に、微弾性塗料は、その選択肢の1つとして近年注目されています。
本記事では、微弾性塗料の基本知識から施工方法、さらにはメリット・デメリットまで解説します。

□微弾性塗料とはどのような塗料なのか?

微弾性塗料について理解するためには、まずその特性を知る必要があります。
以下で、どのような塗料なのかの理解を深めていきましょう。

*JIS規格とは

JIS規格は、日本の工業標準を定める国の基準です。
塗料の品質や性能を保証するため、多くの塗料メーカーはこの基準を遵守しています。

*弾性塗料との比較

弾性塗料は、伸び率が120%以上の高い伸縮性を有しており、主に防水性が求められる場面で用いられます。

一方で、微弾性塗料は、弾性塗料よりも伸び率が控えめで、塗膜の硬さと柔軟性を兼ね備えています。
これにより、ひび割れ防止と耐久性のバランスを実現しています。

*サイディングボードへの適用

以前は、弾性塗料が主流でしたが、サイディングボードの普及に伴い、微弾性塗料の需要が高まっています。
サイディングボードには硬質塗料が多く用いられますが、微弾性塗料はこのような材質にも適しており、ひび割れ防止に優れた効果を発揮します。

□微弾性塗料の施工方法とその特徴

微弾性塗料の施工方法には、それぞれ異なる特徴があります。
選択する工法は、塗装する外壁の材質や条件、求める性能によって異なります。
以下に主な施工方法とその特徴を解説します。

1:単層弾性工法

この工法では、シーラーを用いた下塗りの後、単層弾性工法専用の塗料で2回上塗りします。
施工が容易でコストも抑えられますが、弾力性が維持される期間は比較的短めです。
また、シリコン塗料を使用した場合でも、8年から12年で弾力性が低下するため、再塗装の頻度が高まります。

2:複層弾性工法

この工法では、下塗り後に高弾性塗料を2回塗り、さらに2回上塗りすることで塗膜を厚くします。
単層工法に比べて塗膜が厚くなり、耐用年数が10年から20年程度と長くなります。

しかし、施工に手間とコストがかかるため、予算と相談して選択する必要があります。

3:微弾性塗料工法

この工法では、下塗り材として微弾性フィラーを使用し、一般的な塗料で上塗りを2回行います。
弾力性が2年から3年かけて徐々に減少しますが、外壁の保護は継続されます。
また、単層弾性工法に比べて、頻繁なメンテナンスが不要で、中長期的なコストパフォーマンスに優れています。

□まとめ

今回解説したように、微弾性塗料は、外壁塗装において非常に有効な選択肢です。
また、微弾性塗料には3つの工法がありますが、自分のニーズに合わせた工法を選びましょう。
本記事を参考に、理想の外壁塗装を実現しましょう。