炭素を含まない物質を無機物と言います。
無機物からなる素材を無機素材と言い、具体的にはコンクリートやガラス、合金などが挙げられます。

今回は、塗料の原料に無機物を加えた無機塗料の特徴と、塗料メーカーのプレマテックスの塗料であるウルトラMUKI塗料についてご紹介します。

□無機塗料の特徴は？

塗料の原料に無機物を加えた無機塗料には、メリット・デメリットが存在します。
無機物の割合によって品質に多少の違いはあります。

＊無機塗料のメリット

1つ目のメリットは、耐久性に優れていることです。
耐久性が高いため、塗り替えやメンテナンスを頻繁に行う必要がありません。
長い目で見るとコストパフォーマンスが良いと言えます。

2つ目のメリットは、セルフクリーニング機能があることです。
親水性の塗料のため、表面に付着した汚れを雨水で流せます。
雨だれも起こりにくいので、雨が降る度にセルフクリーニングされるというメリットがあります。

3つ目のメリットは、長期間光沢を維持できることです。
無機塗料は、シリコンやフッ素といったほかのものに比べ、強い紫外線を当てる実験をしても塗料の光沢を保っていました。
雨、風、紫外線にさらされる環境でも光沢を維持し、コケや藻の発生も防げます。

＊無機塗料のデメリット

耐久性が高い分、塗装の膜が固いため、ひび割れを起こしやすいです。
外壁に何らかの衝撃が加わってひびが入ってしまった場合、塗装の膜にもひびが入ってしまいます。
また、建物の揺れを吸収するシーリングは動きが多い箇所なので、塗装するとすぐひび割れてしまいます。

ひび割れは、見た目を損ねるだけでなく、割れた部分から水が入って腐食してしまう危険性があります。

さらに、無機塗料は、ほかの塗料と比べて高品質な分高価格です。

ただし、耐用年数が長いため、コストパフォーマンスは良いでしょう。

□プレマテックスの無機塗料「ウルトラMUKI」の価格は？

ウルトラMUKIと、フッ素系・シリコン系・ウレタン系・アクリル系の塗料を、耐久年数・使用用途・費用の面で比較しました。

シリコン系やウレタン系、アクリル系は外壁か屋根のどちらかにしか使えないことが多い一方、ウルトラMUKIは外壁にも屋根にも使えて便利です。
また、ウルトラMUKIの良い点としては耐久性が高い点が挙げられます。
フッ素系の塗料も15年以上と長めですが、ウルトラMUKIはそれを上回る20年以上の耐久性があります。

しかし、ほかの塗料と比較すると費用はお高めです。
1番安価なアクリル系は5000~15000円で施工できるのに対して、ウルトラMUKIは40000~90000円と値が張ります。
フッ素系の塗料の40000~100000円に比べると、費用と機能のバランスが取れていると言えるでしょう。

□まとめ

今回は、無機塗料の特徴と、プレマテックスの塗料「ウルトラMUKI」についてご紹介しました。
ウルトラMUKIを含めた無機塗料は、比較的高価な塗料ですが、品質面や耐久性を考えるとコストパフォーマンスの良い塗料だと言えます。
ぜひ一度ご検討ください。