-
ALC壁とはどんな特徴をもつの?家を守る革新的な選択肢の1つを解説
新築やリノベーションを検討する際に、重要な要素の1つが外壁材です。
そんな外壁材の1つに「ALC壁」があります。
今回はこのALC壁の基本知識から、そのメリットやデメリットまでを解説します。
皆さまの理想の住まい選びのために、ぜひ参考にしてください。
□ALC壁とは?基本知識と住宅における利用実態について解説
ALC壁、正式にはAutoclaved Lightweight Concreteの略称で、「軽量発泡コンクリート」という意味を持ちます。
この壁材は、1920年代に北欧で誕生し、日本には1960年代に技術が導入されました。
現在では旭化成のヘーベルパワーボードなど、国内の大手メーカーによって生産され、広く普及しています。
それでは以下に、ALC壁の魅力をご紹介します。
*軽量で高機能
ALC壁は他の外壁材と比較して軽量でありながら、高い機能性を持っています。
これはセメントとケイ石を主材料とし、高圧・高温で加工することで、細かな空洞が形成されるためです。
*施工の特徴
通常、ALC壁はパネル状に切断され、住宅の構造に合わせて貼り付けられます。
パネル同士の間はシーリング材で密封し、最終的に外面に塗装を施すことで完成します。
□ALC壁を選ぶ際のメリットと注意点
上記の通りALC壁のメリットはその軽量性に加えて、耐久性、断熱性、防音性に優れている点です。
特に耐火性は国土交通省の認可を受けるほど高く、日本の四季に適しています。
しかし、デメリットとしては、防水性の問題やメンテナンスの重要性が挙げられます。
以下にその対処法について挙げます。
1:防水性への対応
ALC壁は吸水性が高いため、水を含むとひび割れのリスクがあります。
このため、防水性を持つ外壁塗装が必須です。
2:メンテナンスの重要性
コーキング材の劣化による漏水を防ぐためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
また、ALC壁は価格が高いため、コスト面も考慮する必要があります。
ただし、耐久性が高いことから初期費用は高いかもしれませんが、定期的にメンテナンスすることで長期的なコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
当社では、皆さまの建物に合わせた塗装を手掛けております。
同じ塗料でも、外壁の素材によってその効果は増減します。
このような塗装の相性や外壁の状態を把握することにも当社は強みを持ちますので、気になった方はぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。
□まとめ
今回は、ALC壁とは何か、メリットや注意点についてご紹介しました。
ALC壁は、その軽量性と機能性の高さから住宅建築において優れた選択肢です。
防水性やメンテナンスなど、注意した方が良い点も含めたうえで、これらの特徴を理解し、皆さまの住まい選びにお役立てください。
屋根の状態に合わせた塗装でお困りの方は、当社までお気軽にご相談ください。